まず、申し上げておきたいのは、ひきこもりは『病気』だと言うことです。
メディアが取り上げているように『現象』ではありません。
それがただの『現象』ならば、そもそも友人が心配して助けてくれるはずです。それを誰も助けてくれない環境を作ってしまう人は、なんらかの病気があります。
正式な名前を言うと『社交不安障害』と言います。
他人の視線が怖い。他人が怖い。社会が怖い。
そうした感情を病的に保有している病気を言います。
ひきこもりで最も多い病気とは
また、『気分障害』から無気力になってひきこもりになるケースもあります。
これはいわゆるうつ病ですね。
うつになって無気力になって、それからひきこもりになって、社交不安障害になるケースもあります。それは私ですね。これは後からご紹介します。
そして、最も多いのが『廃用症候群』です。
これは老化や体の障害によって寝たきりになって外に出るのが困難になり、介護を受ける人がなる病気です。
介護を受けるので外に出る理由がなくなってしまうのですね。そして、そのまま筋力が低下して、完全なひきこもりになってしまいます。
これは世間でいうひきこもりとは違いますよね。
でも、一番多いひきこもりが『廃用症候群』なのです。
それはまずわかってほしいと思います。